反対に姿勢が悪いと,気持ちが暗くなったり,良くない想像ばかりしてしまうという話。
私も最近同じような体験をしました。
「顎(あご)を引く」効果です。
疲れた状態のことを,「顎を出す」とか「顎が上がる」と言ったりします(広辞苑には「顎が上がる」はありませんでしたが・・・)。
これは単なる慣用句ではありません。
例えばマラソン大会などで長時間走っていると,疲れるに従い,自然と顎が前に出た姿勢になることがあります。
ある朝,出勤のために車を運転している際,自分の姿勢がこの「顎を出」した状態になっていることにふと気づきました。
私の場合,夜遅くまで仕事をしたり,週末で疲れが体に蓄積したりした時の姿勢は,もともと姿勢が悪い事もあって,顎が出た状態になりがちなのです。
その時も,やはり疲れを感じていたものの,せっかく気づいたのにそのままでいるのもなんだと思い,顎を引いてみました。
するとどうでしょう,自然と背筋が伸び,腕に余裕が生まれました。
おそらく反射の一種(姿勢反射?)が起こったのだと思います。
そしてそれにつられるように,心にも余裕が生まれてきて,目もそれまでより覚めてきた気がしたのです。
横断歩道で車が途切れるのを待つ人がいれば,見て見ぬふりをせずしっかり停車。
一旦停止では,しっかりラインでとまり,そこから少しずつ前進。
右折・左折の際は,横断歩道に駆け込んでくる人や自転車がいないか,しっかりと確認してから通過。
どれもやって当たり前,やらなければならないのことなのですが,眠い朝にはどこか何となくといった感じ,小脳のあたりで処理してしまっていることのような気がします。
これってとても危険なことです。
それが,心に余裕があることで,しっかりと大脳で判断できている,確実に車をコントロールできているというような感覚を味わえたのです(大脳での判断が常に安全・確実というわけではありませんが)。
パソコンに向かう時も同じです。
意識して顎を引くと,背中が伸び,気持も(本当に心なしかですが)少しシャンとするような気がします。
維持するのはなかなか大変ですが,ちょっとしたリフレッシュといった感じは確実に味わえます。
「良い姿勢」という言葉はよく聞きますが,もしかしたら少々漠然とした言葉に感じてしまうかもしれません。
より具体的に,気づいたら意識して「顎を引く」。
これを続けてみようと思います。
作成時間:45分
1013字
自分の力不足が一番の原因であることは分かっている。
時間が足りないのは,仕事を処理できていないから。
早く帰る教員,残業を全くしない教員もたくさんいるし,家事をこなしながら,教職を立派にされている方もたくさんいる。
そう思うと,自分はあまりに…。
だが能力の問題だけに,これを今すぐ解消するのは無理。
※blogを書く時間を削るのも有効かもしれない。
でも,これは自分にとっての「筆算効果」 と思っているので,もう少し続けたいと思う。
■「筆算効果」と「筆算理論」: 用語解説
:時間管理術研究所 □□ 仕事と生き方、幸せの研究所 □□
とすると頼みの綱は「Lifehack」だ。
能力が足りない部分は,より良い習慣,生産的なシステムで補うという思想。
できるだけ状況の影響を受けない,いわば「生産的な生活の半自動化」。
そんな中思いつくのは・・・
「コミットする仕事の厳選」
「細切れ時間を有効活用する習慣」
「上手な手抜き=仕事の軽重の判断」etc.
どれも頭では分かっているのだけれど,実行に移せていないことばかり。
いや,情報として手に入れて満足しているだけで,本当の意味での理解にまでは至っていないのだろう。
頭でも分かっていないのだ。
かといって,いつまでも本を読んでいても,現実は変わらない。
ともかくここまできたら,小さなことでも実践にうつし,その中で学んでいかなければならないのだろう。
では,何から始めようか?
一度足をとめてじっくり考えたいところだが,そんな時間は当分とれそうもない。
かといって闇雲に始めても,続きそうもないし…。
いや,ここは一つ
でいこう。歩きながら考える
ともかく昨日とは違うところに立っていよう。
それが目下の目標だ。
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「歩きながら考える」って誰の言葉かと思って検索をかけてみたが(これが時間の無駄?),
どうもうまくヒットしない。
誰の名言というわけでもないのかな。
そんな中,以下の言葉がグッときた。
歩きながら考えることである。
考えてから歩こうとすれば、
いつになっても歩くことはできない。
加藤締三
■ひとみの○印 第639輪 ●歩きながら● [まぐまぐ!]
加藤氏のことは,寡聞にして存じ上げなかったが,この言葉は覚えておきたいと思う。
正直なところ,何も生かせなかった…ふぅ。
といっても,単に無為に過ごしたわけではない。
参加しなければいけないイベント,処理しなければならない仕事が目白押しで,自分自身に選択の余地が無かったというのが今回の状況。
だから「充実していた」とは言えるのだが,「満足できた」からはほど遠い。
目下の一番の悩みは,
これが,どうもうまくいかない。親子で過ごす時間のあり方
子どもにとっても,自分にとっても,妻にとっても,不満が残る状況が続いている。
親子の時間の大切さは分かっているつもりだ。
だが休みの日にも,持ち帰った仕事を処理しなければならないため,すべての時間をプライベートのために使えない状況が続いている。
というか,それが常態化してしまっている。
これが悩みの原因。
持ち帰った仕事を処理しながら,子ども達と過ごす時間も作ろうとすると,休憩を兼ねた時間という感じの細切れのお付き合いになってしまう。
すると仕事は停滞するし,そのための不安が自分に生まれる。
もちろん細切れ時間では,子ども達は満足しない(まぁ,子どもが「満足する」という状況は想像できないのだけれど…)。
その分,要求は妻に向かう。
だが妻はまだ小さい次男にかかりっきりのため,それどころではなく,時にはパニック気味に。
そしてその矛先は自分に向かってくる。
結局,家族全員が不満を持ってしまっている。
もちろん,兄弟でうまく付き合えている時間帯もある。
また,それぞれが友達と過ごすことも大切だろう。
だがまだまだ小さい子ども達ゆえ,それらに期待できるのはもう少し先の話。
こう考えると,こんな状況はいつまでも続くわけではないと気づく。
だがそれは「希望」ではなく,「不安」「焦燥」だ。
子ども達が成長し,いっしょに過ごしたくとも「相手にしてもらえなくなる」日が,すぐにやってくる。
その時を,自分はどんな思いで迎えるのだろう。
できれば後悔したくない。
そうなると,この問題は思っていた以上に切迫した状況にあるのだと,今更気づいた…。
ヤバい。
集英社 1996(最終巻)
ラスト近く,桜木と流川がタッチする姿。
こんなにかっこよかったっけ?
ラストシーン,「天才ですから」と不敵な笑みをたたえて見返す桜木。
こんなにかっこよかったっけ?
何度目か分からなくなるくらい読み返してきた漫画なのだが,今回ほど感動したことはなかった。
特にラストの桜木の顔は,何か,こう,すがりつきたくなるようなかっこよさ。
こんなこと,今まで一度も感じたことがなかったのに。
今の自分の状況が,この感動にどう影響しているのかは分からない。
けれど,これまでの人生のどんな瞬間とも違う「今」だからこそ味わえた感動だったのだろう。
そしてこの感動はもう永遠に味わえないのだ。
これからも自分は変化し続けるのだから。
それは同時に,新たな感動に出会える可能性も意味する。
■生活綴り方 HI-TEC-C Coleto + Clip-on "slim"
ペン軸の細さと書き味には,ほぼ満足している。
もちろん大満足というわけではなく,ときどきペン先の安定感や書き味に不満を感じることがある。
だが,そこは腐っても(失礼)ゲル。
ある程度その滑らかさやインク出のよさでカバーされるので,普段気になるほどではない。
「ノック式」で「多色」で「極細」でしかも「改造品」ということを考えれば,もう満点に近いだろう。
ただ閉口しているのが,リフィルインクの減りの早さ。
はじめのころこそ,「使い切った!」という満足感を味わうことができ喜んでいたのだが,最近はその感動も薄れ気味。
それどころか,ここぞというときにインク切れを起こし,文章の途中で色を変更しなければならなかったことが数回(いや,これはメンテナンスの問題なのかもしれないが・・・)。
ともかくランニングコストもばかにならない。
現在のところ,後継機としてはJETSTREAMが最有力。
実際これまでも,準レギュラー的に2&1を時々使用しており,自分の評価は高い。
そこで,今回,ユビキタス手帳用に試用してみることにした。
その結果は…
・書き味は油性としては抜群。恐ろしいほどの滑らかさ。
→ただし,ゲルに比べれば,書きはじめのかすれ具合が気になる。
→さらにすべりがよすぎる感があり,ペン先が安定しない。
ただでさえ汚い字が,さらに読みにくいものになってしまっている。
・インクの減り具合は未知数。
→油性なので,Coretoほどではないだろう…と期待。
・軸の太さはClip-on Slimに完敗。
→でも挟めないわけでもない。これぞ100円ノートの強み。
・色が足りない
→現在使用中の"2&1"は赤と黒+シャープペンシルという組み合わせ。
常に3色必要というわけではないが,「ああ,青が欲しい!」と思ったことがここ1週間で数回あった。
いっそ1色に割り切るのも手かもしれない。
もちろん色数が多い方が表現力は上がるし,見やすさも高い。
だが反面,色を選択する余地があるせいで,思考面でも作業面でも,スムーズさが失われることがある。
単色なら迷わず書き始められる。
さらに単色なら,軸も少しは細くなるのではないだろうか?
どの程度の太さかな?
単色ならPowerTankも試してみたいところだし,改めて実物を見てみなくては。
AirPressは持っているが,こちらは太さがネックで却下。
と思っていたら,次のような記事を発見。
これは試してみたい!
■文具で楽しいひととき ブログ:ジェットストリームに極細仲間入り
ただ,写真を見る限り,軸はあまり細くなさそう。
結局,振り出しに戻りそうな予感もしつつ,理想の1本への旅は続く…。
自分の中で最優先したい要素が何かを見極めねば…。
先日のエントリ,
■生活綴り方 100円ノート(A6)を使う3つの理由
にて,100円ノートの利点として,「ペンを挟みやすい」と書きましたが,これはあくまでも私個人の見解です。
原典の『情報は1冊のノートにまとめなさい』では,
となっています。ペンをいたるところに用意しておくことです
自分も名札や携帯にペンを取り付けてあります。
でもやはり
が理想なので,ノートにペンを挟むことにしています。・ノートを開くとそこにペンがある=ペンがしおりがわり
・「開く」と「ペンを取り出す」が,ほぼワンアクション
それ以外のペンは,あくまでバックアップです。
「さて,次の休みをダラダラすごさないために,今の自分に何ができるのだろう?」
と書いたので,少し考えてみた。
ダラダラすごさないためには,今のままではだめなことは確か。
とすると,
もしくはダラダラしない自分に変わる
のどちらか,あるいは両方を満たす必要があるってことになるかと。ダラダラしそうになっても,そうならない仕組みを作る
そんな都合の良いものがあるか?
あるのだ。
実はそれこそが「Lifehack」なんだと今なら分かる。
これまではなんとなく便利な情報をLifehackと呼び,語ってきた。
けれど,そうではないということを,Lifehacking.jpの2つのエントリーが教えてくれたのだ。
「一歩先」のライフハックへ | Lifehacking.jp
全ての仕事術を支える、2つの要素 | Lifehacking.jp
中でも,mehoriさんの言葉,
これが響いてきた。無駄を省いてより幸せな人生(ライフ)に生きるための,
自分を変えてゆく習慣作り(ハック)
「幸せな人生に生きるため」
「自分を変えていく」
これらの視点がいままでの自分にはすっぽりと抜けていた。
単なる便利情報,それこそ「少ない石けんで全身を洗う方法」といった情報を,楽しみの一つとして消費してきただけだったのだ。
でもこれからは違う。
もちろん,楽しみとしてのライフハックを全否定するつもりはないし,その必要もない。
でも,ダラダラした連休を反省した(つもり)の自分は,
mehoriさんやMerlinの熱い思いを知った今の自分は,
これまでとは違うのだ。
1日24時間という限られた時間の中で,
人生という限られた時間の中で,
そして,いかにクリエイティブに生きるか。
これらを常に念頭に置いて,Lifehackという良き習慣を探究していきたいと思う。いかに幸せになるか。
たとえ先達の後について歩いているだけだとしても。
そして…やっぱり…やっちまったな。
よく言われることだけど
「昨日の自分は他人。
明日の自分も他人。」
だから,
「昨日の自分を後悔していてもダメ。
明日の自分に期待しすぎてもダメ。」
いや,分かってるつもりなんだけどね。
それなのに,
休みの前には,ああしよう,こうしようと考える。
そして休みが終わると,ああすればよかった,こうすればよかったと後悔する。
いっつもそのくりかえし。
昨日の自分がまさにそう…ふぅ。
休みの前は,まだ課題が現実に目前にないから,締め切りが遥か先にぼんやりとしか見えないから,がんばれる気がするだな。
未来の自分は,今の自分とは違う存在,いわば他人だから,無責任に期待しちゃうんだ。
ところが実際に休みに入り,目の前に課題が来ると,それはもう現実。
だから,しんどいと感じる。
そしてダラダラと現実逃避をつづけちゃうんだ。
休みをダラダラと過ごした後に,「あんなにダラダラしなきゃよかった」と言うのは,タバコや酒をしこたま飲んでから,「あんなもの飲まなくても良かった」と言っているのと同じだよね。
飲んで,味わった後だから,「飲まなくても良かった」と思える。
欲望を満足したあとだから,そう思えて当然だ。
飲む「前」に,「飲みたい」を「飲まなくても良い」に置き換えられたか?
もちろん気力や自律力があるなら,そうできたかもしれない。
でも至難の業だな。
時間は元には戻せないけれど,もし戻せたとしても,記憶まで戻したら,きっと同じことをするんだろ?
結局,自分の思いどおりにはならないんだから,
「昨日の自分は他人
明日の自分も他人」
なんだな。
だから,
「昨日の自分を後悔していてもダメ。
明日の自分に期待しすぎてもダメ。」
なんだ。
ってことはつまり,
「人は今の自分しか生きられない」
ってこと。
さて,次の休みをダラダラすごさないために,今の自分に何ができるのだろう?
夏目漱石作
岩波文庫 1986年
高校時代だったか,中学時代だったかに,このうちの一篇,「第六夜」を教科書で読んだ。
運慶が仁王を彫る話である。
夢の中では不条理も道理となる。
その不思議な感覚は,誰しも経験したことがあるだろう。
それが鮮やかに切り取られ,眼前に差し出されたショック。
目が覚めながら,夢を見ているような感覚を,この物語を読めばいつでも味わえる。
あっという間にこの世界の虜となった。
『ショートショートの広場1』を読んだ後,無性に読みたくなり,久しぶりに手にとってみた。
もう知っているはずの,しかもまさにショートショートな長さであるにもかかわらず,最後の行までその世界の虜にされてしまうこの感覚。
「それで運慶が今日まで生きている理由もほぼ解った。」
そう,解るのである。夢の中だから。
快感だ。
星 新一 編
講談社文庫 1985年
アマチュアによるショートショートコンテストの入選作を集めたもの。
一気に読んだ。
一つひとつが短く,独立した物語であるため,集中力が毎回更新され,単時間にこれだけの分量を読むことができる。
だが裏をかえせば,常に集中力を持続「させられる」ともいえ,非常に疲れる。
同じ分量なら,ふつうの小説の方が疲労感は少ないだろう。
星新一自身による短評も興味深く,一つ読むたびに巻末を見るといったことを繰り返した。
ちょっと邪道かもしれないと思いつつ。
練りに練った文章で,一気にラストまで到達する興奮。
その快感は,一種「早漏」的なものがあるように思う。
もう一つ,もう一つ,もっと,もっと…半ば中毒的に,むさぼるように読み進めてしまうところは,若者の性行為に通じるものがあるような。
そんな中,特に心に残ったのが,最後に収録されている,安土萌作「"海"」。
しっとりとしながらどこか乾いた
かなしいようで明るい
不安なようで安らかな
残酷なようで優しい
そんな風景や時間,独特の「時空」が描かれていると感じる。
わずか4ページという短さを感じさせない,でも短いからこそ何度も読み返したくなる作品だ。
その度に,これらの修飾語が前後逆になる予感。
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蛇足:
ありえないし,必要もないが,「"海"」を映像化するならぜひ押井守さんに。
攻殻機動隊の2作目の雰囲気で味わいたい。
ジブリには合わないだろうと思う。
現在の100円ノートに落ち着くまで,実に様々なノートを購入しました。
今思い出せるだけでも,
・MarumanのA5ルーズリーフ
・コクヨの測量野帳
・Moleskine Pocket
・クレールフォンテーヌ AGE BAG 製本ノート 方眼・小
・RHODIA No.11
・無印良品の切り離し式のメモ
・100円ショップの偽RHODIA
我ながら,いろいろ試したものです。
以下のエントリーにも,その様子の一部を書きました。
■生活綴り方 ユビキタス・キャプチャーの悩み
■生活綴り方 HipsterPDA と 測量野帳
そこで今回は,どのようにして100円ノートに落ち着いたのかを,自分のユビキタス・キャプチャーの現状と合わせて,まとめておきたいと思います。
少々長くなりますが,お付き合いください。
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ユビキタス・キャプチャーを始めたのは,ご多分に漏れず,Lifehacking.jpのmehoriさんの影響です。
■「全てを手帳に記録する」、ユビキタス・キャプチャーの実践 | Lifehacking.jp
そこにPoICの中の人,Hawkさんの「4カードのアイコン」を取り入れるようになりました。
順序としては,
といった感じだったと思います(既に記憶があいまいです)。・ユビキタス・キャプチャーにおけるMoleskineのかわりとして,測量野帳を使うようになった
・測量野帳の運用のしかたの例として,PoICを知った。
・まずは4アイコンを真似するようになった
・PoIC自体に興味が高まり,まねごとを実践するようになった。
結局,紙cpoiを使ったPoIC的な活動も行うようになったため,現在は「ユビキタス・キャプチャーを実践している」というより,「PoICにおける仮想メモリとしての野帳を運用している」と言った方が正確かもしれません。
ただ,これは誤った解釈なのかもしれないのですが,自分にとって「仮想メモリとしての野帳」と,「ユビキタス・キャプチャー」とは,後からカード化(自分の場合は紙copiのデータ化)するか否か,という点を除いて同一です。
ですから,ここでは一応,「ユビキタス・キャプチャーを実践している」と書きたいと思います。
このへん,どうなんでしょう?>諸先輩方
■4カード - PoIC
■仮想メモリとしての野帳 - PoIC
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さて,前述のとおり,ユビキタス手帳用のノートの選択には,大いに迷いました。
ですが結局のところ,PoICの基本通り(?)測量野帳に,一旦は落ちつきました。
その表紙の硬さ,片手で開いた状態で安定するサイズ。自由なレイアウトを保障しつつ,ある程度見た目の整った文章もかける升目。
どれも「絶妙」と言いたいバランスを持った,まさに傑作というべきノートでした。
こうして野帳との蜜月が5冊以上の続いたころ…。
出会ってしまったのです。
そう,A6の100円ノートに。
きっかけはもちろん,奥野宣之さんの『情報は1冊のノートにまとめなさい』です。
100円ノートの存在自体は,それ以前から気にはなっていました。
しかしその表紙の柔らかさから,試してもみないうちから使用をあきらめていました。
ですが,奥野氏の本との出会いが,まず試してみようというきっかけを与えてくれたのです。
そして結局,この100円ノートが制式採用となったのです。
100円ノートが制式となったのには,3つの理由があります。
1つはそのサイズ。
ズボンのポケットに余裕で入る「A6サイズ」が,自分の服装に関してベストなサイズなのです。
というのも,他の業種に比べ,小学校教員の服装は少々ラフである場合が多く(もちろん,ネクタイ,ワイシャツが徹底されている小学校もたくさんあります),特に夏場の体育の授業などでは,上はTシャツやポロシャツ,下はクウォーターパンツといった「いでたち」もしばしば。
そうすると,ノートは必然的にズボンのポケットに入れることになります。
この段階でポケットに入らないA5サイズは脱落。
野帳はポケットに入りますが,A6よりも縦が長い分,ポケットからはみ出す部分が大きく,しかも表紙がしっかりとした硬さを持っています。
その結果,尻ポケットの場合はすべり落ちやすくなります。また,前ポケットしかないズボンの場合,椅子に座ったり,しゃがみこんだりしたときに,微妙に股関節と干渉するのが気になるのです。
その点,A6ノートは前・後ろ両ポケットにすっぽりと納まるため,余裕をもった運用が可能。
これがA6を選んだ1つめの理由です。
2つめの理由は表紙の硬さです。
Moleskineも,MDノートも,クレールフォンテーヌの製本ノートも,そして野帳も,その硬い表紙が立った姿勢での書き込みやすさを生み出しています。
ところがその硬さのトレードオフとして,ポケットに入れた時の異物感が強いのです。
特にズボンの前ポケットに入れた時は最悪。
さらに,いつでもどこでも書けるよう,ペンをはさんでおきたいのですが,moleskineやその一党では硬すぎて不可能。
野帳も少々厳しいところがあります(Hawkさんは鉛筆とゴムバンドで実践されていますが)。
これに対し,100円ノートの表紙はやわらかく,ペンを挟んでも影響が最低限に抑えることができるのです。
もちろんその分,片手で持った時の安定感が犠牲になります。
そこで自分はMDノート用のカバーを別途購入し,そこにボール紙を挿入。その上で100円ノートを入れるという形をとることで,表紙の硬さを少し増すことにしました。
野帳やmoleskineほど硬くなく,かといって100円ノートそのままの柔らかさでもない,適度な硬さ。
今のところ満足しています。
そして3つめの理由は,カバーが付けられること。
2つめの理由にも書きましたが,私は100円ノートにMDノートのカバーを取り付けています。
これはそもそも表紙の硬さを生み出すための策だったのですが,さらに100円ノートにポケットが付くという副産物も得られることになりました。
カバーがノートの表紙を包んでいる部分がこれにあたります。
人から渡された紙片,時刻表のコピー,チケットといった,イレギュラーな紙を挟んでおくのにうってつけです。
実は野帳を使用している際も,手帳用のカバーをとりつけ,ポケットがわりにしたこともありました。
ですが,どうしても野帳の方が長くてはみ出してしまうので使い勝手が悪く,さらに野帳自体を断念することになったため,このアイディアはお蔵入りとなりかけました。
それが別の形で復活し,現在大活躍してくれています。
このようにして,現在のところ,100円ノートがほぼ24時間,私のそばにいることとなりました。
MDノート用カバーの耐久性など,まだまだクリアしたいポイントが多くありますが,ひとまず落ち着いた状態が続いています。
さらにPost-itを取り混ぜた活用法も模索中です(TF式の応用)。
仕事の忙しさから,一時ほどのめりこんでの試行錯誤は行っていませんが,自分の趣味の一つになっていることは間違いありません。
方法が目的にすり替わった典型的な例ですね・・・。
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長文を最後までご覧いただきありがとうございました。
ノートについて試行錯誤されている方にとって,少しでも参考になるところがあれば幸いです。
また,アドバイス等ございましたら,ぜひご教授ください。
それでは。
P.S.
信頼文具舗でのMoleskineの取り扱い,6月で終了していたんですね。
どうしてだろう?
ただ,Moleskineを購入しない理由がまた一つ増えてしまったのは事実。
すぐにはネットにつなげられない環境って大事だと確認した。
そうなると,「ダイアルアップモデム作戦」もありかもしれない。
つながるまで一定の手続きを踏まねばならないし,つながるまで待たなければならない。
それが面倒で,あまり手を出さなくなるかも…?
あの「ピー,ガ~」って音,懐かしいなぁ。
使用料を定額制ではなく,従量制にするのも手かも。
1件につきフォルダを1つ使用し,並び順は「超」整理法です。
一方,引き出しの中にもフォルダが入っています。
ここには過去に使用したクリアフォルダのうち,
・今年度実施し,完了した活動
・昨年度のもので,今年度も実施が予想される活動
の2種類を,こちらも「超」整理法に従って並べています。
さて今回,この2つのフォルダ入れを,机の引出しの方に統合しようと考えました。
というのも,先日ある資料を取り出そうとした際,一瞬ですが,机の上と引き出しのどちらを調べるべきか迷ってしまったからです。
「悪しき完璧主義者」の側面を持つ私としては,この一瞬の迷いやタイムラグがどうしても許せません(根はズボラなくせに…)!
迷った原因は分かっています。
それは記憶力が弱いから…ということは置いといて,机の上と,引き出しの中という「2つのポケット」があるからです。
これは「超」整理法のいうところの,「ポケット1つの法則」に反しています。
そこで,かねてから机の上のモノを少しでも減らしたいと思っていたこともあって,机の上のフォルダもすべて引出しに入れることにしました。
これにて一件落着!
…となるはずだったのですが,先日以下のような記事に出会い,直前になって実行をためらうことになってしまったのです。
自分のためにもフローをまとめますと、、、
1. 朝一番で仕掛けの仕事を入れたクリアホルダーをまとめて机上の缶=in-box
に入れる
2. Outlookを起動する
3. クリアホルダーとOutlook Todayを確認しながら、次の物理的なアクションを
洗い出し、NowDoThisに入力していく
1. この際、3MITsを意識して上から3つを決める
4. NowDoThisに表示されたタスクをシングルタスクでやっていく
5. 飛び込みで来たタスクはよほど緊急でない限り、バブルマップにメモして保留
する
6. all done、完了したら再度、Outlookやバブルマップのメモを見直して
NowDoThisに入力(以下、同様)
あなたの生活をシンプルにするための簡単なライフハック~NowDoThisでどうだろう
- シリアル・ポップな日々
これを読んで気付かされたのが,私もakizukidさんと同じように,現在進行形の仕事を,クリアフォルダという「モノ」で可視化してきたのだという点です(akizukidさんのクリアフォルダーが常時机の上にあるのかどうかは不明ですが)。
クリアフォルダという「モノ」が机の上にあることで,
・取り組まねばならないものを思い出しやすい。
(物理的に存在している分,単なるPC上のデータとして処理する場合に比べ,より明確にその存在を実感できます)
・進行形のフォルダを見れば,現在のプロジェクトの数を何となく把握できる
といったメリットを享受してきたわけです。
さらに,
・現在進行形のもの(フロー=机の上)と過去のもの(ストック=引き出し)とに分けておくことで,すぐに現在進行形のものだけを抽出することができる。
・現在進行形のものは使用頻度が高いので,机の上にある方が,何かと手間が省ける。
といったメリットも見逃せません。
そしてこれらのメリットは,「ポケット1つ」にしていないからこそ。
となると,「ポケットを1つ」にも「ポケットを2つ」にも,それぞれ大きなメリットがあるように思われ,どちらを優先すべきなのか分からなくなってきました。
いや,どちらかというと,ポケットが2つのままの方が何かと便利な気がします。
…まてよ。
現在の状態をポケット1つに見なすことも可能?
何かを探すとき,どちらから探すというのではなく,まず机の上から探すと決め,机の上のフォルダの中には無いと判断したら,やおら引出しの中の検索にとりかかる。
つまり,机と引き出しを連続したポケットと考えることが可能なのでは?
…無理がありますね。
机の上のものを探している段階で,引き出しの中にあるかもしれないと思えば,その段階でポケットは2つになってしまう。
【結論】
ということで,現時点では現状維持の方がメリットが大きそうなので,
また改めて考えたくなるその時までポケット2つで様子を見る
という結論に達しました。
つまりは振り出しに戻ったということで…。
チャンチャン♪
だが,手帳に何かを書き込もうとする場面を考えると,どうも手帳は左側にある方が使い勝手がいいようだ。
というのも,
ずぼらな性格のせいか,手帳を手元に引き寄せるよりも,体をそちらに向けたり寄せたりすることが多い。
↓
その結果,手帳が右手側手前にあると,右手の肘が空中に浮かぶ体勢になりがちであり,細かい字を書きにくい。
↓
かといって,右手側の少し奥は,マウスなどに場所を占められがちである。
↓
そこで手帳をマウスよりもさらに奥に置くと,今度は遠くて細かい字は書きにくいし,なにより書くことが面倒になる。
↓
その点,左手側は,資料を広げたりする場合以外は,比較的スペースを邪魔する者が少ない。
↓
さらに手前に置いた場合でも,右肘を机に乗せた体勢で書くことになるので,比較的安定しやすく,小さな字を書きやすい。
ということで,慣れの問題もあるだろうけれど,当分「手帳は左手側」を試してみようと思う。
忘れなければ…ね。
追記:
あ,コーヒーとの干渉があるかも…。
いや,飲み会以外は飲まない=飲み会までの延期ということにしているので,「延酒」とすべきか。
しかし仕事が立て込んでくると,アルコールによる精神的な解放が恋しくなる。
山積する仕事の数々。
それを処理しきれない自分のふがいなさ。
ストレスだ…。
一時でも心を解放できれば・・・。
だが待て。
それは本当の「解放」だろうか?
いや,きっと違う。
それは単なる一時的な「マヒ」や「逃避」であって,決して「解放」ではない。
なぜならストレス源は,その姿を全く変えることなく,そこに居座り続けているのだから。
いや,時間が経った分,それはより大きく,より重くなっているかもしれない。
仕事から生まれるストレスから自分を解放する方法。
それは,その仕事を完遂すること。
少なくとも,その仕事が順調に完遂に向かっているという手ごたえを感じることができる状況。
今日,今,すべきことをやっているという安心感や充実感,達成感。
これらがあってはじめて,押しつぶされそうな,それでいてよく見えない重圧から逃れることが可能になるのだろう。
つまりGTD。
Getting Things Done.
仕事を成し遂げるということ。
もう少し,延酒を続けられそうだ。
でも,それだけについつい長居をしてしまいがち。
本業のために調べ物をしているうちに,本業にさしさわりが出るほどの時間を過ごしてしまったことが何度もあります。
そこで以下の方法で,ネット時間を制限することにしました。
◆1日の使用量を決定する
まずは1日1時間までで設定してみます
◆タイマーをセットする
残量を意識しやすいよう,カウントダウンを使おうと思います。
アラームも鳴らします
◆記録に残し,1週間単位で繰り越し/前借りができるようにします。
今回のキモです。
余った分は繰り越せるようにすることで,少しでも早めに切り上げられるようにします。
また,オーバーしてしまったら翌日以降の分を減らすというルールにすることで,「もう少し調べる必要があるから・・・」と自分に言い訳して毎日だらだらと延長したり,「ああ,オーバーしちゃった。や~めた」と投げてしまったりすることを防ぎたいと思います。
うまくいくかな?
◆つながないときはケーブルを外す
私のLANは無線の外付けなので,アダプタを外す,もしくはデバイスを停止します
現実逃避をするときは,たいてい半ば無意識にブラウザのアイコンをダブルクリックするので・・・
まずはチャレンジしてみます。
(また文末表現を変えてみました。「~だ/~である」文と「~です/~ます」文,それぞれ使いたくなるタイミングがあるのだけれど,何が原因なんだろう?)